本日、これまで私共技術部門が撮影してきていた動画を、JMから社内向け資料として配信していただきました。

N店長、N先生、私、が持てる知識を尽くして皆さんの眼鏡学理解、お客様満足の助けに少しでもなればという思いで撮影して参りました。

…いえ、撮影してきたのはJMです。

私共技術部門は皆さんご存じのとおりあくまで眼鏡の技術部門であってカメラの扱いや撮影されることには慣れているはずもなく、噛んだ、見切れた、ホワイトボードの反射が気になる、オフィスへの来客で撮影できない…。様々な困難が私共技術部門に降りかかったのでした…。ましてや撮影した動画の編集などできるはずがなく、動画の編集は全てJMがお忙しい業務の合間を縫って行ってくださいました。JM、本当にありがとうございます!それもこれも今となっては楽しい思い出です。多くの困難を乗り越え、ようやく日の目をみたこれらの動画がみなさんの役に立つことを切に願っております。どうぞご覧ください!

え~…それでは…昨日の続きを…

「融像除去眼位とはなにか」

ここ数日皆さんをお待たせしたかもしれないこの質問に今終止符が打たれます。

眼位には4つ種類があります。

①両眼視眼位…日常において遠方視しているときの眼位です。

②融像除去眼位(キター!)…融像を破ったときの眼位です。片眼遮蔽により両眼を分離し、融像性輻輳が起こらないようにしたときの遠見眼位を言います。

③生理的安静眼位…通常得られる眼位で、深い睡眠中、あるいは麻酔中にみられます。

④絶対安静眼位…あらゆる要因から解放された眼位です。死後、昏睡、深麻酔時にみられる眼位を言います。

この4つです。

ここで関係してくるのが①両眼視眼位と②融像除去眼位です。

眼は普段、何かを見るとき両眼視眼位で見るワケです。理由が無ければワザワザ片眼だけでは見ないですね。

そうすると、本来片眼ずつは何かしらのクセを持っていたとしても、両眼でものを見るときは両眼視眼位で見るんです。

これだと、片眼ずつが本来持っているクセはわからないんですね。

この片眼ずつが本来持っているクセを見つけて対処するために、カバーテストを行って、融像を破って、融像性輻輳が起こらないようにしているんですね。

これを意識してみると、N先生の動画も、より楽しめますよ(^_^)