私は先日のセミナーでK部長がおっしゃっていたことを思い出していました。

『R:40°、L:40°なんていう処方をしてはいけない。絶対見え方保証になる』

これは私的にはけっこう意外で、R:45°、L:135°みたいな乱視が一番違和感が強いんではないかなと思っていたんですよね。

気になっていた私は自分の持っている書籍を見直していたのでした。
すると、やっぱりあるんですね。

(乱視の強弱やKBがどうだったかなどにより、絶対にこの順序というわけではありませんが、概ねこのようになります)

《乱視の違和感が強いランキング~》

第8位(乱視度は同じで軸も水平か垂直かで同じ) 
   例 R=S-1.00 C-1.00 Ax180°
     L=S-1.00 C-1.00 Ax180°

第7位(乱視度は違うが軸は垂直か水平で同じ)
   例 R=S-1.00 C-1.50 Ax180°
     L=S-1.00 C-1.00 Ax180°

第6位(片眼のみ倒乱視か直乱視)
   例 R=S-1.00 
     L=S-1.00 C-1.00 Ax 90°

第5位(片方が直乱視で片方が倒乱視)
   例 R=S-1.00 C-1.00 Ax180°
     L=S-1.00 C-1.00 Ax 90°

第4位(片眼のみ斜乱視)
   例 R=S-1.00
     L=S-1.00 C-1.00 Ax 45°

第3位(片眼は倒か直乱視で片眼は斜乱視)
   例 R=S-1.00 C-1.00 Ax 90°
     L=S-1.00 C-1.00 Ax135°

第2位(軸度が左右対称な斜乱視)
   例 R=S-1.00 C-1.00 Ax 45°
     L=S-1.00 C-1.00 Ax135°

第1位(軸度が左右同じ斜乱視)
   例 R=S-1.00 C-1.00 Ax135°
     L=S-1.00 C-1.00 Ax135°

これを見直した私は、自分のこれまでの処方がどうだったかを考えると、
大変に背筋が寒くなったのでした。