私は今、仕事の関係で群馬県で一人暮らしをしています。3〜4ヶ月の長期出張です。

一人暮らしをするにあたって、皆さんは何が必要ですか?

一人暮らしと言えば、布団や衣類、ドライヤーやポット、トイレやお風呂、台所や洗濯の各種洗剤、フローリングの掃除用具などなど、必要なものってたくさんありますよね。ただ、今挙げたものと並んで、いやもしかするとそれ以上に大切なものが私は今無くて困っているんです。

…それは…Wi-Fiです。これはあくまで例えばの話ですが、歯が痛くなって近くの歯医者を調べたくともネット環境が無ければ調べることができません。初めて訪れる土地でネット通信を失うことは現代人にとって死を意味します。

…ということで、私も黙って死ぬつもりもありませんので、アパートの管理会社に電話してみました。

私「スミマセン、Wi-Fiを個人で契約したいんですが」

管理会社「かしこまりました。お調べしますので少々お待ちください」

管理会社「お待たせしました。ブローノ様、ただいまお調べしたところ、最近の私どもの物件ではむしろレアなのですが、ブローノ様の入居されている物件は、そもそもネット環境の無い物件となっておりまして、契約するしないでは無いことがわかりました」

…いや、おかしい。そんなはずは無いのです。大体にしてこんな大切な話なワケですから、私は出発前にも出発した後にも上司にWi-Fiはありますか?と確認し、「会社としては契約してないけど、個人として契約してくれればすぐ繋がるよ」との返事をもらっていたのです。

が、それを管理会社の人に言っても無いものは無いのですから仕方がありません。

私「そうなんですね。わかりました」

私の今いる部屋が、ネット環境の無い部屋であることはわかりましたが、このままでは日常生活もままなりませんし、眼鏡士の動画セミナーも視聴することができません。諦めるワケにはいきません。

アパートの管理会社がダメならケータイ会社にきくまでです。

私「スミマセン、個人で契約できるWi-Fi端末ってありますよね?出来るだけ早く契約したいんですが」

ケータイ会社「ブローノ様、ありがとうございます。それではこの住所(群馬県の住所)に住んでいらっしゃるということを証明できるものは何かお持ちですか?例えば住民票とか。」

…たかだか3〜4ヶ月の出張で住民票をとったりなどとは考えもしませんでした。

ケータイ会社「住民票のあるところに、どなたかお住まいですか?」

私「家族が住んでいます」

ケータイ会社「それでしたらなんとか手続きは進められると思います。ブローノ様が次にご来店されるときまでに準備しておきます」

私「あの…スミマセンが急いでいるんですが、なんとかなりませんか?」

ケータイ会社「ブローノ様が次にご来店されるという6日後が最速です。」

なるほど。それまではケータイ料金に上乗せして耐え忍ぶしかありません。

…やってみます…。

著者

bruno

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